■前夜 ─序文

■■■━ Overture・風情あるスカイ ━■■■
Oveture
アメリカでの日々が、残り2週間を切った頃、
オイサンはひとり、漠然と企み始めていました。

  日本帰ったら、北海道いこ。
  なんかもう草臥れちゃったよ。

ホテルのひんそーなネットワークで北海道地図を眺め、
どこへ行こうか。
こそこそ夢を膨らませていました。

  そういえば、11月頃にドエライ寒波が襲ってきたって言ってたなあ。
  寒いのかなあ。
  寒いといいなあ。
  雪、多いといいなあ。
  ……アレ、見られるかもな。
  オラわくわくしてきたぞ。

このロクでもない日々も、もうじき終わる。
あの冷たい空気を思うだけで、
肺の底にキラキラと、
冷たく清らかな結晶が舞い落ちる気がしてすこしだけ元気が出てきます。

結局、具体的な予定は立たなかったのですが、
日本に帰った翌日の昼にはいつものJTBでカウンターに座っていたというから、
このオッサン、ホンマモンです。

  ええ、国内旅行で。
  ええ、北海道で。
  年明けの、12日から14日まで。
  一人で。
  釧路……かな。
  はい、行きも帰りも。
  一泊で良いです。
  あ、じゃそれでいいです。

即決。
サンタも正月も飛び越えて、心は既に北の空。

きれいな景色も、おいしいものも、特になくてもいい。
オイサンの知ってる北海道がそこにあったらそれでいい。
キビシイのも、やさしいのも、
いっぱい見てきたから多少のことでは驚かない。
見知った景色とは変わっているかもしれない。
けど、
ウソのない姿で安心させて欲しいだけだから、それはそれで、いいです。

心と同じ浸透圧をもった空。
あとは……砂漠でカラカラになった手のひらを、
世界で一番キレイな桶でゆすぎたい。
水が足りないからね。
だから、釧路。
身の丈大の古里。


……別に古里じゃないけど。北海道。

いざ!マイナス20℃の宇宙へ!

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